いま、全国各地で人びとから見放された里山が問題になっています。
実は、里山にはたくさんの在来種の種がひっそりと眠っています。 (これらの種のことを”シードバンク”または”埋土種子”といいます) 多くの植物の種には休眠性があり、土の中で長い間芽を出す時を 待っています。 このような種は光があたると長い眠りから覚めます。 つまり、里山は植物の種(シード)を保管してくれている銀行(バンク) なのです。
その種から育てた苗を都市の緑化に使うことで、都市は緑や生物で潤い、 里山には人と資金が流れる。そんな継続的な里山再生が “アーバン・シード・バンク” プロジェクトです。
都市の人びとが生活の中で里山の緑を楽しむことで、 里山に足を運ぶきっかけが生まれる。
このプロジェクトが都市と里山の交流のかけ橋となれればと考えています。
※本事業は、中小企業庁の「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新補助金」を活用しています。
きっかけは「Present Tree from 熱海の森」(※)での里山再生活動でした。
プロジェクトの一翼を担う認定NPO法人環境リレーションズ研究所は、2010年、熱海市にある荒廃した放置里山で、 森林再生活動をスタートさせました。 真っ暗で不毛だったこの地に手を入れ、光が入るようになったことで森林機能が回復し、さまざまな植物が芽生えてきました。
※PresentTreeとは? 人生の記念日に樹を植えよう!をコンセプトに展開する森林再生活動です。詳しくはPresentTree公式HP
「山笑う」・・・草木が萌え始めたのどかで明るい春の山を表す季語です。 当プロジェクトによって、全国の放置里山が、このような姿をとり戻すことをめざしています。
<お届けできるエリア> 1. 福島県浜通り南部 2. 茨城県全域 3. 栃木県南部 4. 埼玉県全域 5. 千葉県全域 6. 東京都全域 7. 神奈川県全域 8. 山梨県北部を除く全域 9.静岡県全域 10. 愛知県全域 11. 岐阜県南部全域 12. 三重県中央より北部全域
都市に里山を復元すると、 見た目だけではなく、次のような社会的効果が生まれます。
Copyright ©URBAN SEED BANK All Rights Reserved.