都市の緑が里山を元気に、里山の緑が都市を潤す。

　平成27年10月29日

報道関係者各位

株式会社和久環組

株式会社環境ビジネスエージェンシー

中古リノベーションが里山を元気に。

リノベ不動産、ｱｰﾊﾞﾝ･ｼｰﾄﾞ･ﾊﾞﾝｸと連携

「中古購入＋リノベーション」のワンストップサービスを提供する株式会社和久環組（以下「ワクワク」、神奈川県横浜市、代表取締役：鎌田友和）は、株式会社環境ビジネスエージェンシー（以下「ｅｂａ」、東京都千代田区、代表取締役：鈴木敦子）の展開する、「アーバン・シード・バンク※」の仕組みを活用して、「不動産×里山、Wリノベーション事業」を立ち上げ、10月29日から始動いたします。

記

１．「中古住宅＋里山Wリノベーション事業」とは　

関東周辺の放置里山の土壌中に眠る、在来種の種から育てた植物を寄せ植えした「里山ユニット」を使って、ワクワク社がリノベーションした物件の周辺を緑化していきます。

いま、日本の在来植物の約25%について絶滅が危惧されており、主な要因は、自生地である里山が全国各地で見放され、荒廃していることにあります。

「中古住宅＋里山Wリノベーション事業」は、リノベーションした中古不動産の玄関や屋上、空地空隙にこれらの荒廃里山由来のユニットを置いて、当該里山に資金を還元していきます。

不動産のリノベーションと同時に、拡がる荒廃里山の公益的機能をもリノベーションして、国土保全や環境保全とともに、地方創生へと繋げていきます。まずは横浜から、順次、ワクワク社が全国各地に展開する「リノベ不動産」各加盟店エリアへと拡げます。

更に、里山ユニットへの水やりや剪定作業を地域コミュニティイベントに仕立てた「里山リノベーション活動」を開催、居住者やテナント、近隣を巻き込んだワクワク社のコミュニティ活動を推進します。

コンセプト

２．「アーバン・シード・バンク」プロジェクトとは　

荒廃している里山の地中にはたくさんの在来種の種が人知れず眠っています（これらの埋土種子群のことを“シードバンク”といいます）。”アーバン・シード・バンク”プロジェクトは、この種から育てた在来種苗を都市緑化に活用※して、里山に資金を還元することで里山保全・再生の継続的活動を促し、全国に拡がる荒廃里山および周辺地域の再興と、都市の生物多様性向上との双方を同時に実現するプロジェクトです。

（公式Webサイト：www.urbanseedbank.com　）

※使用する植物は、それぞれの土地の生態系攪乱を防ぐため、ユニットの設置場所と種苗採取地は環境省によって定められた植生地域区分における同一区分内のものを使用し、寄せ植えします。

３．本プロジェクトのメリット　

１）都市に居ながらにして里山保全活動に参加できる
２）自然環境だけでは間に合わなくなった生物多様性保全を都市緑化で実施できる

３）決め手に欠ける生物多様性向上策としてわかりやすく手軽なツールとなる
４）希少となった日本の在来生植物の保全に繋がる
５）都市と里山地域との交流が生まれ、地方創生に繋がる

４．株式会社和久環組 概要　

５．株式会社環境ビジネスエージェンシー 概要　

以上

Pocket

Tweet