こんにちは。
アーバン・シード・バンク事務局です。
11月も半ばとなり、風が冷たくなってきました。
里山の苗たちの紅葉を見るたび、より秋を感じます。
さて、先週、里山ユニット製造をされている、ゴバイミドリさまと、
里山@東京の里山ユニットの様子をみてまわり、その場で剪定していただきました。
里山ユニットの管理・剪定のポイントをご教示いただきましたので、
ご紹介させていただきます。
○水遣りについて
里山ユニットは、上面・側面と植栽されています。
水遣りは、春・秋週2回ほど、夏は2日に1回、冬は週1回、たっぷりあげてください。
里山ユニットは、一般の植物よりも水分が必要です。
あげる量が少ないと、上面の植栽が水を吸い、その下の側面の植栽まで水分がいきわたりません。
側面に水分がいっているか、触って確認してみてください。
○剪定について
背が伸びすぎたもの、葉が密集しているところは剪定をしてください。
背が伸びすぎると下の入れ物に対し上が重たくなってしまいます。
また、剪定をすることにより、間延びせず全体的にこんもりと整った里山ユニットになります。
剪定は、今年伸びた分を目安としてください。(カシ類に関しては先端の葉が密集しているところ)。
また葉が密集しているところは風通しが悪くなり、病気、害虫発生などの原因となります。
剪定をし、風通しを良くしてあげてください。
テイカカズラやノイバラはつるが良く伸びるので、積極的剪定をしてください。
また上面の植栽に絡まっているものは風通しが悪くなるので切ってください。
太陽の光を求め、斜めに伸びてきてしまった苗は、剪定をして苗それぞれの葉に太陽の光が当たるようにしてください。
剪定をするときは、どの方向に伸びてほしいか、次に伸びる枝について考えながら切ってください。
切った場所の下の枝(新しく先端になった部分)が伸びていきます。
黒くなっていたり、少し曲げて折れてしまう枝は枯れてしまっているので、剪定してください。
○側面のテイカカズラについて
側面のテイカカズラの枯れの原因は主に、水不足や乾燥となります。
日差しが強くても、定期的にきちんと水をあげていれば、枯れるまではいきません。
夏場一定期間水遣りが出来なかったなどの原因で、一度枯れてしまうと、復活しにくくなります。
ゴバイミドリの宮田さまから、
『植物のお世話は、メンテナンス=面倒、お金も時間もかかる、というイメージがありますが、
そうではなくて、植物を見て、触って、自分が手を入れることによりこんな風に成長したな、
こう剪定したらどうなるかな、など、ご本人が楽しんでやれることが1番。』
というお話をいただきました。
また、
『剪定は少し失敗したって、植物はたくましいのでまた生えてきます。大丈夫。』
と心強いお言葉もいただきました。
ともに里山@東京をまわらせていただき、
実際に目の前で剪定をしていただいて、
設置店舗の方々には、より里山ユニットに愛着を持っていただけたかなと感じます。
ゴバイミドリさま、どうもありがとうございます!
今後も楽しく気軽なお世話で、より元気で美しい里山ユニットに育つよう、
アーバン・シード・バンク事務局も一緒になって、緑いっぱいのTokyoを目指し、活動していきます!
これからもどんどん、里山のみどりの輪が広がりますように☆
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