「里山BONSAI」の生産体制を構築するクラウドファンディングに挑戦中です。目標まであと半分!御支援のほどよろしくお願い致しますm(_ _)m
https://greenfunding.jp/fca/projects/1339-bonsai (12/16迄!)
今回は、里山BONSAIの起案者でもあり、木の器製作を担うフォレストウォーカー佐藤さんのお話を御紹介します。
「なぜ里山BONSAIなのか?」、里山への思いを、共有していただけましたら幸いです。
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メイキング・オブ里山BONSAI(1)
フォレストウォーカー 佐藤憲隆
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里山という身近な存在が、放置され荒れ果てているのを見るのは心が痛みます。
里山は私たちの祖先が残してくれた、すぐれた森林の物質循環システムであり、心象的には日本人の心の原風景だと思っています。
そして、大事なことは、人びとの手によって作り上げられたこの森は、人が少し手を貸してやらないと、豊かな森として存在し得ないのです。そんな思いで森林保全活動をやってきました。
里山の応援団あるいはファンを作るために、都会の住人にも里山を身近に感じ、ふと、遠くの山や森に思いを馳せる瞬間を持ってもらえればという思いで考案されたのが里山BONSAIです。
その第一弾、切り株タイプ、そこには里山の基本的な原理が埋め込まれています。
里山の木々は人びとによって樹齢20~30年で伐採され、薪や木炭に利用されてきました。すると、切り株から芽が出て、それが20~30年後には再び大きくなって伐採されるという過程の繰り返し、これを萌芽更新と呼び、それが里山の基本原理なのです。
このような過程を象徴的に、表現したのが「里山BONSAI・切り株タイプ」なのです。写真1をご覧下さい!これが里山盆栽のヒントとなった里山のワンポイント・イメージなのです。他にも同様の写真を何枚かお見せします。
里山から切り取られる、このようなイメージを里山BONSAIとして仕上げる、そこには無限の可能性と魅力があります。
次回からは、製作にまつわる苦労話の数々をご紹介します。
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